【MONOLOGUE】
回帰点
美しい線
言霊
祝福された人
空への道具
鉄の意志
百花繚乱
復讐
泡沫人
祈り
軟禁
隣の君
声と電話とやっぱりあなたと

学生
死臭
憂鬱
Photo By柊

あれから 沢山の季節が過ぎ去って
私は改めてここに立った

3年と少し
その間に状況は大きく変化し
私という 人や環境も一見すると大きく変貌を遂げた

私は愛する事を恐れなくなったし、
時には何かを犠牲にして後悔しない生き方を選ぶことも学んだ

それでもやっぱり 実のところは何も変わってなんかいやしない
私は臆病なままだし、幼いままだ

何度もそれを噛みしめているのに繰り返し口にするのは
やっぱり、君が言ったように人が変わることなんてないっていう
そういうことなんだろうか

その言葉には納得できるけれど、
君が使ったような意味ではない

人は成長するし、変化していく
ただ、本質は変わりようもないし
変わってはいけないのかもしれない

いつまでも駄目な人間なんてきっといやしない

諦めてしまえば楽になるけれど
それでは駄目なんだって 人間の本質が警鐘する
それを無視できるほど人間は図太くはない

だけれど、それでも全てが全て変わり得ないからこそ
人を愛し続けることだってできるんだと思う
そして、それと同時に愛の形や色はあっという間に変わってしまう

できることならば、君と一緒にいるときに気づければ
たくさん泣くこともなかっただろうけれど
あの時には気づきようもなかった

今の私を愛してくれる人がいるからこそ気づくことができた
もちろん君との出会いも、別れも必要だったし
私自身の経験も、汚いどろどろとした感情も必要だったんだ

綺麗事だけじゃないから
答えを見つけることができるようになった

もう一度君に会いたいとは もう思わない
君は過去で 今の私は君に会ってしまえば
優しい思い出に変わった過去に甘えて 振り出しに戻ってしまいそうだから

あれから3年経って、
もう一度ここに立つことができて
私は自分の見つけた結論の答え合わせができた

私はほんの少しだけの未来を考えるときに
きっと またここには戻ってくる
けれどそれは後ろ向きなわけじゃない